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ディミトリ
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聞いたか、先生。
敵の居所が、ようやく割れたそうだ。
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ディミトリ
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大修道院近郊の、
“封じられた森”に潜んでいるらしい。
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ディミトリ
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掃討作戦の決行に向け、レア様は各地に
派遣していた騎士団を招集している。
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ディミトリ
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俺たちに……いや、
先生に知られないように、秘密裏にな。
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ディミトリ
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奴らの居所が知れれば、お前は間違いなく
飛び出していく。それを案じたのだろう。
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ディミトリ
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だが、お前はそれじゃ納得できないだろう?
……先生。俺たちに出陣を命じてくれ。
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レア
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待ちなさい。
そのような行動……私は許しませんよ。
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セテス
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騎士団が最も出払っている時に合わせて
発見の報告があったのだ。
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セテス
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君が出てくることを狙って、
わざと姿を見せた可能性すらある。
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セテス
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彼らはジェラルトさんを奪った相手……
憎いのはわかるが、ここは堪えてくれ。
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レア
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自重なさい、ベレト。
ここは私たちに任せるのです。
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レア
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ジェラルトに続き、あなたまで失うような
ことは、あってはならないのですから。
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ディミトリ
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レア様、セテス殿。
……あなたがたも理解されているはずだ。
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ディミトリ
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騎士団の主戦力が出払っている今、お二人が
動いて修道院を空けるわけにはいかない。
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ディミトリ
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敵の力は未知数、彼らと渡り合えるとすれば
……英雄の遺産を扱える人間くらいだ。
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ディミトリ
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となれば、奴らの討伐のために誰を
派遣すべきかは、明白ではありませんか。
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ディミトリ
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……先生が出るのなら私たちも同行します。
すでに出陣の用意は整っている。
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ディミトリ
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もはや、騎士団の集結を待っている時間は
残されていないはずです。出陣の許可を。
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レア
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……ベレト、
あなたはそれで良いのですね。
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レア
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わかりました。
では、あなたたちに命じます。
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レア
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封じられた森に潜む敵を……
一人残らず討滅しなさい。
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レア
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何が起ころうとも、主の加護を持つ
あなたであれば、乗り越えられるはずです。
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ディミトリ
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……先生。敵が誰であろうと、
俺たちは務めを果たすだけだ。行こう。