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エーデルガルト
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そろそろ出陣の時間ね。 用意はいい?
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エーデルガルト
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頼もしい返事ね。 相手に隙だけは見せないで。
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エーデルガルト
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確かに相手は強敵よ。 でも戦う前からそんなことは言わないで。
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エーデルガルト
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クロードは軍略もそうだけれど、 彼自身にも注意を払わなければいけないわ。
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エーデルガルト
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彼は“魔弓フェイルノート”を扱う弓の 名手……倒すのは困難を伴うでしょう。
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魔弓フェイルノート……
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エーデルガルト
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リーガン家に伝わる英雄の遺産よ。 フォドラ十傑の一人が使った弓ね。
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エーデルガルト
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……(せんせい)は、フォドラ十傑の伝承を正しく 知っているのかしら。
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エーデルガルト
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人が創り出した武器である英雄の遺産を、 セイロスが十傑を殺して集めたことを。
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エーデルガルト
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力ある王だったネメシスを、セイロスが 人間を操って打ち倒したことを……。
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エーデルガルト
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それはセイロス教団が広めた偽りの歴史。 本当は、ただ争ったに過ぎない。
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エーデルガルト
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教団はネメシスが邪に染まったという偽りの 歴史を広めた。本当は、ただ争っただけ。
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エーデルガルト
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人の上に立つのが人なのか、 それとも人ならざるものなのか……。
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エーデルガルト
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結果は、セイロスが勝った。“白きもの”と その眷属が、このフォドラを支配したの。
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エーデルガルト
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なぜそれを知っているかって? 代々の皇帝に伝えられてきたからよ。
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エーデルガルト
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セイロスに操られ協力した人間というのが、 帝国の初代皇帝なのだから……。
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………………
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エーデルガルト
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貴方が解放王ネメシスと同じ“天帝の剣”を 持っているのは、運命なのかもしれない。
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エーデルガルト
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その剣を手に、歴史を捻じ曲げようとする 者たちに立ち向かうという運命……