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イングリット
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ベルナデッタ。
部屋にいないと思ったら、こんなところに。
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イングリット
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……あなたを取って食べようと言うわけでは
ありません。少し、話がしたいのです。
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イングリット
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まず、一つ謝らせてください。
あなたの部屋の扉を壊してしまったこと。
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イングリット
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すみませんでした。……ですが、ああして
逃げ続けるのは、良くないと思って。
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イングリット
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私も昔、あなたと同じように
部屋に籠もっていた時期がありましたから。
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イングリット
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はい。だからこそ、
どうしてもあなたを放っておけなくて……。
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イングリット
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あなたが望まなくとも、危険のほうから
やってくることはあります。
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イングリット
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その時になって、訓練が足りなかったと
思っても、遅いのです。
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ベルナデッタ
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で、でも、ベルなんかが訓練したって
たかが知れてるっていうか……
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イングリット
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そう謙遜せずとも良いのです。
あなたには長所がたくさんありますよ。
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イングリット
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例えば、その逃げ足の速さ。
引き籠もっていてそれなのですから……
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イングリット
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少し訓練すれば、誰にも後れを取らぬ
素晴らしい脚力を得られるでしょうね。
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イングリット
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それから……そうですね。あなたの絵の
上手さは、戦場においても役立つでしょう。
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イングリット
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ベルナデッタ。そんなに自分を卑下せず
これからは一緒に頑張ってみましょうよ。
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イングリット
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私はあなたを放っておけない。そして……
あなたの力を頼りにしているのですから。
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ベルナデッタ
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イングリットさん……!
うう……ベルのことをそこまで……!
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イングリット
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……とうとうその気になってくれましたか!
ならば話は早い、訓練に行きますよ!
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ベルナデッタ
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何やってるのおおおお!
う、浮いて……浮いてるうううう!?
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イングリット
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まずは体を温めるところからですね。
軽い組手からにしましょう。
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ベルナデッタ
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ひっ! ぎゃっ! やっ!
降参! 降参する! 降参ですううう!
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イングリット
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この程度で音を上げるなど情けない!
訓練に降参はないのですよ!