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フレン enters the scene
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フレン
………………。
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ベレト enters the scene
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フレン
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はあ……。
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どうした?
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フレン
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まっ、先生!? ご、ご機嫌よう。
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フレン
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ちょうど先生のことを考えていましたので、 わたくし、驚いてしまいましたわ。
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何でため息を?
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フレン
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あ、いえ、その…… 先生のことが、わからなくって。
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フレン
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最初に出会った時から、あなたは不思議な 雰囲気の人だと思っていましたけれど……
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フレン
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今ではもう、確信しておりますの。 あなたが特別な存在なんだって。
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フレン
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だって、そうでしょう?
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フレン
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あなたは失われたはずの紋章を宿し、 天帝の剣を自在に操ることができる……。
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フレン
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そして5年前のある日、あなたは 髪の色も瞳の色も変わってしまわれました。
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フレン
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お兄様やわたくしと、同じような色に……
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それは何を意味すると?
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フレン
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わからないんですの。 お兄様は何も話してくれないから。
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フレン
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わからないんですの。 お兄様は何も話してくれなかったから。
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フレン
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その後、あなたは皆さんを見事に導いて、 ここまで戦い抜いてきました。
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フレン
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今ではお仲間の誰しもが、あなたを慕い、 あなたの力を信じていますの……。
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フレン
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そんな真似をできる人が、他にいて? あなた、いったい何者でいらっしゃるの?
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フレン
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やっぱり、おわかりになりませんのね。
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フレン
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そう……やっぱり複雑な事情を 抱えていらしたのね。
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わからない
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フレン
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やっぱり、おわかりになりませんのね。
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フレン
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けれど、わたくしに似た髪の色になったと いうことは、あなたが特別な存在である証。
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フレン
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だって…… この際、正直に申し上げますけど。
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フレン
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わたくしもね、皆さんとは違いますの。
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違う?
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フレン
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以前、悪い人たちがわたくしの血を 狙った事件がありましたでしょ?
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フレン
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あなたほど特別ではないとはいえ、 わたくしの血も希少ですのよ。
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フレン
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つまり、わたくしとあなたは、 お互いに希少な者同士……。
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フレン
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しかも、何らかの絆で結ばれていることは、 間違いないと思っておりますのよ。
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フレン
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ですから、わたくし、あなたの側で、 あなたを見守っていくつもりですの。
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フレン
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あなたは、絶対に守らなければならない…… そう思わずにいられないんですもの。
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逆に自分が守ってみせる
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フレン
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まあ! 先生ったら。 かっこいいこと仰って。
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フレン
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では、わたくしたちが力を合わせれば、 向かうところ敵なし、ですわよね!