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ベレト, レア enter the scene
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レア
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……空の上にいる母と、話していました。
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レア
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こうして一命をとりとめたことを、 果たして喜んで良いのか、と……。
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レア
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私のあの姿を見ても、 あなたはそう言ってくれるのですか……?
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レア
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ありがとう……。あなたのその言葉だけで、 救われたような心地です。
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レア
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ベレト……、 フォドラの未来は、あなたに委ねます。
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レア
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あなたが新たな指導者として立つことを、 皆も望んでいることでしょう。
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レアは……?
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レア
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私にはもう、 人々を導く資格などありません。
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レア
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私は、フォドラの平穏を守るためとはいえ、 偽りの歴史を語り、信徒を欺いてきました。
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レア
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そのうえ、母に会いたいという個人的な 願望のために大司教の地位を利用した……。
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レア
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こうした私の愚かな行いが、先の戦争に 繋がったのだとすれば、私は……
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皆も、レアの生還を喜んでいる
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レア
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………………。
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レア
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私は、生きていても良いのでしょうか。
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レア
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ベレト、あなたに過酷な運命を 強いたのも、私なのですよ……?
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レア
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大きな手……いつの間にか、 こんなにも逞しくなっていたなんて……
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レア
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時のよすがが私の下にあなたを手繰り寄せ、 運命があなたと私を結びつけた。
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レア
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私が、あなたを教師として迎え、 あなたがそれに応えてくれた時から……
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レア
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この結末は、決まっていたのでしょう。
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レア
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いえ……このような言い方は、 あなたに失礼ですね。
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失礼?
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レア
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ええ、あなた自身が下した数多の決断が、 今という時を形作っているのですから。
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レア
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本当に、感謝しています。
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レア
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赤き谷の惨劇以来、 私は孤独の中で生きてきました。
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レア
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その孤独を埋めたくて…… 神祖復活という忌避に手を染めてしまった。
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レア
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私は、あなたに神祖となってほしかった。 お母様に、抱き締めてほしかった。
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レア
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ですが、もういいのです。 あなたさえ、側にいてくれるのなら……。
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レア
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ベレト、これを…… この指輪を、受け取ってくれますか。
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レア
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私と、これからの生涯を、 共に歩んでほしいのです……。
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喜んで
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レア
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ベレト、 あなたも指輪を……?
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レア
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嬉しい……。 こんなにも幸福な日が訪れるなんて。
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レア
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これも、神祖ソティスの…… お母様のお導きなのでしょうか。
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レア
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あなたがフォドラの新たな指導者として、 安寧の世の永続を望むならば……。
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レア
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私も、この命が続く限り、 あなたの治世を支える覚悟です。
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レア
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この先どんな困難が待ち受けていようとも、 私たちの絆が……いえ、愛があれば……
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レア
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必ず、乗り越えられると信じています。
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レア
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私たちの愛で、 フォドラの未来を、光あるものに……