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イグナーツ
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一生懸命お祈りを続けていたら、そのうち
ボクの前に現れてくれるんじゃないかと。
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イグナーツ
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はい……
変でしょうか、そんなこと考えるのって。
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クロード
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いや、いいんじゃないか?
俺だって会えるもんなら会いたいよ。
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クロード
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お前が考えてる女神様は、
すっごい美人なんだろ?
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イグナーツ
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そういう言い方は違和感がありますが、
とにかく美しい存在だと信じています。
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イグナーツ
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かつて地上に降り立った時には、
フォドラ中の人々を魅了した方ですからね。
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クロード
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なるほど。
絶世の美女だったかもしれない、か。
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クロード
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……先生と比べたら、
どっちが美人だろうな?
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イグナーツ
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ちょっと、そういうのもやめてください!
しかも答えづらいじゃないですか!
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クロード
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しかし……今もまだ、どこかにいるのかね。
まあ、天にましますことにはなってるが。
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イグナーツ
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ええ、天上でボクらを
見守ってくれているはずです。
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イグナーツ
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そして、いつか復活の時が訪れる……
ということになっていますよね。
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クロード
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よし、じゃあ俺のことは気にしないで、
もっと祈り続けろ、イグナーツ!
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イグナーツ
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ええー……イヤですよ。
その時は、ボクと女神様だけで……
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クロード
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いや、お前のために言ってるんだ。
俺がいたほうが、絶対いいって。
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クロード
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お前、絶世の美女を前にして、
正気を保って喋れるのか?
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クロード
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俺なら気さくにお茶でも誘ってさ、
楽しく語らえる自信があるね。
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クロード
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ああ、任せとけ!
さあ、祈れ! イグナーツ!