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クロード
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うー冷てえな。
どうも、こういうのは慣れん……。
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修道士
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ああっ、ちょっとあんた!
何やってんだい!
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クロード
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はあー、やれやれ。
えらい目に遭ったぜ……。
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レオニー
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どうしたんだ、クロード。
びっしょびしょじゃないか。
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クロード
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当番の奴が、具合悪いっつーんで、
皿洗いを代わってやったんだが。
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クロード
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皿は割れるわ、無駄に濡れるわ、
食堂のおばちゃんに叱られるわ……。
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クロード
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いや、散々な目に遭った。
疲れたし、もう寝るかなあ。
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レオニー
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ぷぷっ……
名門貴族の御曹司が、形無しだね。
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クロード
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ああ?
皿洗いに貴族も平民もないっての。
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レオニー
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いや、そもそも普通の貴族なら、
皿洗いなんて進んでやろうと思わないだろ。
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レオニー
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ま、あんたのそういう貴族ぶらないところは
嫌いじゃないけどね?
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クロード
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はは、俺の良さをわかってもらえて光栄だ。
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クロード
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レオニーの、素直に相手を褒めてやれる
ところも、俺は嫌いじゃないぜ?
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レオニー
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そうか? 自慢じゃないが、
わたしは人を見る目には自信がないんだ。
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レオニー
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だから、わたしが褒めた奴が、ほんとに
褒められるだけの奴かはわからないぞ。
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レオニー
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あんただって、良い奴に見えて、
案外、腹ん中は真っ黒かもしれないしな?
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クロード
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……おっと、人を見る目がないって割に、
鋭いこと言うじゃないか。
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クロード
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まあ、自分の目を信じない慎重さってのは
大事かもな。まず自分を疑うべし!だ。
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レオニー
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びっしょびしょの人に何を言われても、
説得力がないけどな。