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ツィリル
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更に上?
もっと上手くはなりたいですけど。
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シャミア
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私以外の誰かに教えを乞え、
と言っている。
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ツィリル
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何で……ボク、何かシャミアさんに
嫌われるようなことしたでしょうか。
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シャミア
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簡単だ。
私には、もう君に教えられることはない。
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シャミア
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あるんだ。
君と私とでは、戦い方の本質が違う。
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シャミア
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私の弓は、狙撃の弓だ。
一つ所に留まり、一発必中で敵を射る。
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シャミア
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対して、君の弓は遊撃の弓だ。
動き回りながらの連射に向く。
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シャミア
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そうだ。
腕を上げるにつれ、君の本質が見えてきた。
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シャミア
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基本はすべて教えたぞ。
これより上を目指すなら……
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シャミア
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君は自分と同じ本質を持つ者に
教えを乞うべきだ、ツィリル。
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ツィリル
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……嫌だ。
ボクの師は、シャミアさんだけでいい。
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ツィリル
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本質とか、よくわからないけど、
他の人には教えてもらいたくないです。
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ツィリル
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ボクは、シャミアさんがいいんです!
シャミアさんじゃなきゃ嫌なんです!
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ツィリル
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だから、これからも、ずっと、ずっと……!
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シャミア
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わかった。この話は、なしだ。
君の気持ち、私も嬉しく思う。
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シャミア
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だからそんなに頬を染めるな。
私も赤くなる。