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ソティス
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敵が待ち構えておるところに突っ込んで、
罠に引っかかるとは、何じゃ!
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ソティス
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おぬしは転がり出すと止まれぬ岩か!
猪とて、もう少し考えおるわ!
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ソティス
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謝れば済むと思うてか!
この闇は恐ろしいものなんじゃぞ!
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ソティス
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言い訳なぞ無用!
この闇は恐ろしいものなんじゃぞ!
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ソティス
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わしはおぬしと共にあればこそ、
こうしてここにおるが……
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ソティス
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ここは現世から隔絶された闇の世、
それこそ女神でもなければ出られぬのじゃ。
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ソティス
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我らの身も心も、段々と凍てついてこよう。
死ぬ覚悟は……できたか?
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ソティス
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このような時に冗談とは、
おぬしも余裕があるのう……。
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ソティス
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それはそうじゃろう。
わしとて死にたくはない。じゃが……
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ソティス
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……のう、おぬし。
ジェラルトの日記は覚えておるか?
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ソティス
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おぬしは泣きも笑いもせぬ赤子じゃったと。
それは、恐らくわしのせいよ。
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ソティス
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ほとんど眠りに近い状態だったのじゃろう。
おぬしの中にあった、わしが作用してな。
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ソティス
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レアは、いったい如何にしたのか、
おぬしの中にわしを存在させた。
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ソティス
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わしはずっとおぬしと共にあり、
おぬしの中で力を取り戻していった。
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ソティス
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そう……女神、いや、神祖としての力をな。
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ソティス
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我が名はソティス。
それが何の名か、おぬしは聞いたはずじゃ。
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ソティス
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はじまりのもの……フォドラの守護者にして
生きとし生けるものを導く神祖。
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ソティス
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わしは、死して再び舞い戻ってしもうた、
神祖ソティスの心、なのじゃ。
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ソティス
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恒久の闇より出る術は一つ。
わしの……神祖の力を使うより他はない。
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ソティス
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じゃが、わしは体を持たぬ。それゆえ、
おぬしに力のすべてを渡さねばならぬ。
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ソティス
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それは、おぬしと一つになるということ。
……そして、わしは消えるのじゃ。
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ソティス
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消えると言うても、
すべてなくなるという意味ではない。
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ソティス
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わしはおぬしになるのじゃ。
いつもおぬしと共にあろう。
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ソティス
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じゃが、こうしておぬしと話すことは
二度とできぬじゃろうな。……寂しいのう。
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ソティス
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わしは常におぬしと同じものを見聞きし、
おぬしに散々あれこれと言うてきた……
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ソティス
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欠片も女神らしゅうなかったやもしれぬが、
実に楽しい日々じゃった。
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ソティス
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ベレト、礼を言うぞ。
わしと共にあったのが、おぬしで良かった。
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ソティス
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……さあ、願え。わしとおぬしの意志が
重なれば、二つは一つになる。
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ソティス
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あの森へと戻り、敵を討ち、小童どもを
助ける。それが、おぬしの願いじゃろう?