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同盟兵
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デアドラの市民、海上への避難、
完了しました!
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同盟兵
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もしもこれでデアドラが落ちたら、
物資も何もないですし、船は……
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同盟兵
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防衛線、突破されましたーッ!
まもなく帝国軍が!
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クロード
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ああ、了解だ。
お前たちも市街の軍に合流してくれ。
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クロード
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……さて、ジュディット。
用意はいいか?
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ジュディット
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今できる準備に限れば、万全さ。
市街戦なんて何年ぶりかねえ。
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クロード
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鈍った勘でやらかすんじゃないぞ。
とにかく専守しろ。
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ジュディット
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グロンダーズ平原での怪我、
まだ完治してないんじゃないのかい?
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クロード
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だからって寝てるわけにはいかないさ。
寝てたら逃げ出すこともできん。
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クロード
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つーか、坊やと呼ぶなって言ったろ。
盟主様の命令だぞ。
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ジュディット
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わかりましたよ、盟主殿。
それで、「頼みの綱」は来るんだろうね。
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クロード
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先生ならあいつを立ち返らせてくれる。
あいつなら先生の檄に応えてくれる。
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クロード
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何より、あいつらの腕と器を見込んだ、
俺の目を……俺は信じてるんでね。
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同盟兵
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クロード様! 西方より援兵が!
あの軍旗は、王国の……
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ギルベルト
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すでに帝国軍はデアドラ市街へと進軍し、
同盟軍と交戦している模様です。
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ギルベルト
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遊撃戦で帝国軍を迎え撃ち、
持ちこたえているようですが……。
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イングリット
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クロードたちと連合して戦っているのは、
ダフネル家のジュディット様でしょうか。
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イングリット
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“烈女”と讃えられるジュディット様でも、
こうも市街へと押し込まれては……。
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ディミトリ
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……いや。市街奥まで敵を引き込んだのは、
俺たちに敵の後背を衝かせるためだろう。
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ディミトリ
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俺たちが来ると信じて兵を動かすなんて、
クロードらしからぬ大博打だな。
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ディミトリ
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折角、俺たちに賭けてくれたんだ。
……あいつの期待に応えてやろう、先生。