link
ベレト, マリアンヌ enter the scene
link
マリアンヌ
volume_up

……あの森で自分が見た光景が、 私にはまだ、信じられません。
link
マリアンヌ
volume_up

彷徨えし獣の体がみるみる風化して…… 人の骨と、この剣だけが残って……
link
マリアンヌ
volume_up

きっと、あの獣の正体は……
link
紋章学者 enters the scene
link
紋章学者
volume_up

……失礼する。
link
マリアンヌ
volume_up

あなた、また……。
link
紋章学者
volume_up

彷徨えし獣が討伐されたと聞いたぞ。 しかし、それで疑いが晴れたと思うのか?
link
紋章学者
volume_up

君が獣ではないという理屈は成立しないし、 そもそも本当に討伐されたのかも疑わし……
link
紋章学者
volume_up

……!? その剣は……!
link
マリアンヌ
volume_up

彷徨えし獣を倒したら、この剣が……。
link
紋章学者
volume_up

……その剣の紋章石に刻まれているのは、 紛れもなく獣の……モーリスの紋章!
link
紋章学者
volume_up

しかし、すでに失われたはずの魔剣を、 なぜ彷徨えし獣が……?
link
紋章学者
volume_up

いや、待て……モーリスの伝承によれば、 彼は最後までその剣を離さなかったと……
link
紋章学者
volume_up

つまり……なるほど、そういうことか。
link
紋章学者
volume_up

……すまない、私が間違っていたようだ。 今日のところは、これで失礼する。
link
紋章学者 leaves the scene
link
マリアンヌ
volume_up

やっぱり、あの獣は……。
link
マリアンヌ
volume_up

いえ、あれはきっと モーリス本人だったのでしょう……。
link
マリアンヌ
volume_up

千年以上も、昏い森を彷徨い続け、 殺戮の衝動に苦しんでいたんですね……。
link
終わらせてあげられて良かった
link
マリアンヌ
volume_up

そうですね……本当に……。
link
マリアンヌ
volume_up

それに……私自身、解放されたような…… そんな気持ちがします……。
link
マリアンヌ
volume_up

私に流れている血は、もう獣の血じゃない。 ただの人の血に戻ったのですから……。
link
マリアンヌ
volume_up

先生、ありがとうございました……。 私だけでは、何もできなかったと思います。
link
マリアンヌ
volume_up

今回のことがなければ、私はずっと、 自分を嫌い続けていたに違いありません。
link
マリアンヌ
volume_up

この恩に報いるためにも……これからは 先生や皆さんのために、私、頑張ります!