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ディミトリ
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それで……その怪しい人影とやらは
本当にここへ逃げ込んだのか?
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ディミトリ
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確かに、抜け穴のように
見えないこともないが……。
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クロード
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間違いないね。
俺が寝ぼけてたんじゃなければ、だが。
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エーデルガルト
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ガルグ=マクの地下には、無数の通路が
張り巡らされていると聞いたことがあるわ。
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ディミトリ
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この入口もその一つということか。どこへ
繋がっているかは見当もつかないが……
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クロード
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ああ、中がどうなってるかもわからないし、
恐ろしい危険が潜んでるかもしれない。
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クロード
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そういうわけだから、皇女様と王子様は
ここで待っていてもらえるか。
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クロード
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俺と先生で、賊らしき男の後を追うよ。
戻ってこなかったら騎士団を呼んでくれよ?
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エーデルガルト
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二人では危険よ。私たちも行くわ。
ディミトリも、それで構わないかしら?
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ディミトリ
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ああ、もちろん。賊かもしれない相手を、
黙って見過ごすというわけにもいくまい。
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ディミトリ
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何より前節、女神再誕の儀の折にも
あんな事件があったばかりだからな。
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クロード
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わかったよ。ただし、どんな災難に遭っても
お互い文句の言いっこはなしだぜ?
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エーデルガルト
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お互いにね。それじゃ、行きましょう。
それとも、他にも誰か誘うべきかしら。
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クロード
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そうだな。
ここで時間を食うのももったいない。
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ディミトリ
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ああ、それがいいな。この時間であれば、
まだ起きている者も少なくないだろう。
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エーデルガルト
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構わないけれど……、伝えに行って
準備しているうちに賊も逃げてしまうわよ。
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ディミトリ
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それに何より、騎士団の主戦力は西方教会の
査問のために出払ってしまっているしな。
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ヒルダ
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あっれれー?
先生……と、級長さん勢揃い?
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アッシュ
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なんだか、珍しい組み合わせですね。
こんな時間に、いったいどうしたんですか?
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リンハルト
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面倒事みたいですね。
それじゃ、僕はおやすみなさ……
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クロード
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こっそり後退したって駄目だぜ、ヒルダ?
ちょっと手を貸してくれ。
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ディミトリ
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ああ。アッシュも頼む。
事情は道中、説明させてほしい。
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アッシュ
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はい、もちろんです! 僕たちもちょうど、
時間を持て余していたところだったので。
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ディミトリ
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すまないな。では、この7人で
抜け穴に入ろう。構わないな、先生。
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クロード
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ま、賑やかなのも悪くない、か。
さーて、どうなるやら。