link
ベルナデッタ
volume_up

あ、あのう……。
link
セテス
volume_up

ベルナデッタか。 どうした?
link
ベルナデッタ
volume_up

この前は、すみませんでした!
link
ベルナデッタ
volume_up

セテスさんは怖いんですけど、怖くないって いうか、いや、怖くも……すみませええん!
link
セテス
volume_up

気にする必要はない。 怖いとは……たまに言われるのだ。
link
セテス
volume_up

私は厳しいところがあるからな、 そのせいだと諦めているよ。
link
セテス
volume_up

だが……ああも派手に逃げ出されると、 少し胸にこみ上げてくるものが……。
link
ベルナデッタ
volume_up

逃げないようにしますから! しますから! 泣かないで!
link
ベルナデッタ
volume_up

あ、そ、そうです。 この前、何を書いてたんですか?
link
ベルナデッタ
volume_up

お別れの手紙じゃあないんですよね?
link
セテス
volume_up

うん? ああ、あれは寓話を書いていた。 聖人インデッハを主役にした、な。
link
ベルナデッタ
volume_up

寓話?
link
セテス
volume_up

そうだ。四聖人の一人であるインデッハは、 過剰なまでの人見知りで……
link
セテス
volume_up

周囲の人と打ち解けるのが不得手で、 よく独りでいたという。
link
ベルナデッタ
volume_up

何だか親近感が湧いちゃいますね。
link
セテス
volume_up

ああ、いつも湖の底に引き籠もっている ような奴だからな……。
link
ベルナデッタ
volume_up

引き籠もって……何です?
link
セテス
volume_up

ただの独り言だ、気にするな。 それより聖インデッハだが……
link
セテス
volume_up

手先がとても器用で、それを使って人々の 悩みを解決し、慕われたともいう。
link
セテス
volume_up

何かが苦手でも、他の得意なことで それを補えるという教訓になる予定だ。
link
ベルナデッタ
volume_up

へえ……あたしも手先の器用さは、 そこそこだって自分では思ってますけど……
link
ベルナデッタ
volume_up

それで悩みを解決するとか、絶対に絶対に 無理ですね。インデッハさんはすごいです。
link
セテス
volume_up

そんなに断言せずとも……。
link
セテス
volume_up

しかし、思えば君とは共通点が多いな。 インデッハの紋章を持っているからか?
link
ベルナデッタ
volume_up

そう、なんでしょうか? 確かにあたしの紋章はそれですけど。
link
ベルナデッタ
volume_up

でも、聖インデッハさんの人生に、 少し興味が出てきました。
link
ベルナデッタ
volume_up

完成したら、読ませてくれませんか?
link
セテス
volume_up

ああ、いいとも。 彼の……生は良き模範となるかもしれん。
link
ベルナデッタ
volume_up

ありがとうございます。 楽しみですねー。