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ソティス
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……なーにが、すべてはこれからだ、じゃ!
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ソティス
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おぬし! おぬしおぬしおぬし!
独りで格好つけて黄昏おって!
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ソティス
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どうせわしの存在なぞ、
すっかり忘れておったのであろう!
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ソティス
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じゃが、いつでもおぬしと共におる、
とも言うたぞ?
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ソティス
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それとも欠片も残さず消えてなくなって
しまったほうが良かったか?
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ソティス
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ふん、おぬしが寂しそうにしておるから、
こうして戻ってきてやったのじゃ!
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ソティス
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痩せ我慢するでないわ、おぬし!
素直に甘えればいいものを……。
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ソティス
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そうじゃろう、そうじゃろう。
ま、わしがおるから泣くでないぞ。
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ソティス
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もちろん、おぬしを信じて、
おぬしと一つになったわけじゃが……
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ソティス
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ここまでのことを成すとは、
まったく予想外じゃったわ。
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ソティス
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さあ、どうかのう?
わしもよく覚えておらぬわ。
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ソティス
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危なかった、ではないわ。
ほんにおぬしはのん気なのじゃから……。
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ソティス
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ま、終わり良ければすべて良し、
ということじゃな! はっはっは!
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ソティス
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いや指輪なのはわかっておるが、
誰に渡すつもりで用意したんじゃ、おぬし。
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ソティス
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……いや、まさか、わしの想いが深層で
こやつの行動に影響して……ううむ……。
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ソティス
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これでは……わしがこやつと
契りたいと思うほど……
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ソティス
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……こやつのことを好いておる
ということになるではないか!
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ソティス
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わしはおぬしを好いておる!
恋い焦がれて、心を燃して、想うておる!
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ソティス
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じゃから、まあ……
この指輪はわしが受け取ってやろう。
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ソティス
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そうじゃ。何しろ、わしとおぬしは
心の奥深くで一つに繋がっておる。
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ソティス
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これはもう、一生を添い遂げる相手、
みたいなものじゃろう。
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ソティス
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おぬしの胸のうちにある石は、
もはや砕け散った。
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ソティス
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おぬしの胸のうちにある石は、
もはや飾りじゃ。
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ソティス
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わしはおぬしの本当の心の中に、
存在しておるのじゃ。
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ソティス
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うむ? わしに渡したつもりで、
自分の指にでもつけておけばよかろう。
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ソティス
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わしとおぬしは離れようがないからのう。
わかっておるか?
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ソティス
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いついかなる時も、何が起ころうとも、
誰よりもおぬしの近くに、おるのじゃ。
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ソティス
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わしはおぬしを想うておる。
おぬしがわしを想うておるのもわかる。
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ソティス
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そうじゃな。
もはやわしらの間で隠し事はできん。
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ソティス
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おぬしが滅びる時が、わしの滅びる時。
世の終わりまで、共に旅しようぞ。
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ソティス
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ずっと話せなんだから、言いたいことが
溜まっておるのじゃ。
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ソティス
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まずはあれじゃ、おぬし。
わしが前に言うておったじゃろう……
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ソティス
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あれほど……らぬと……
……ったく……いつまで……