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クロード
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なあ、フレン。
そろそろ明らかにしてもいい頃合いだろ。
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クロード
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悪党どもに血を狙われたくらいだ、
お前の血が特別だってのは間違いない。
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クロード
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セテスさんがお前をやたらと心配してたのも
お前がそういう存在だからなんだろ?
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フレン
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ええ、そうですわね。
それはもう、認めざるを得ませんわね。
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クロード
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その特別な血が、
いったい何に由来するのか……。
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クロード
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俺の一番の関心事は先生の正体だったが、
フレン、お前の正体も気になって仕方ない。
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クロード
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気がつけば、お前のことを考えてるんだぜ。
こりゃあもう恋だな。
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フレン
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ま!
恋だなんて、素敵ですわね。
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クロード
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セテスさんに聞いても、相変わらず
教えてくれる気はなさそうだし……。
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クロード
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こうなったら交換条件だな。教えてくれたら
何でも1つ、言うことを聞いてやる。
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フレン
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ううん……こればっかりは、
どうしても申し上げられませんのよ?
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フレン
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けれど……あなたのその情熱に免じて、
わたくしも1つ、約束して差し上げますわ。
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フレン
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もし、あなたが正解を言い当てたら、
わたくし、正直に認めて差し上げますわ。
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クロード
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いやいや、うん、まあ約束はありがたいが、
言い当てたら、どうせ反応でわかるだろ。
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フレン
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その代わり、もしもわたくしの正体が
わかったら、その時は……
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フレン
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クロードさんも、ご自分の正体を
明かしていただきたいですわね。
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フレン
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あなたが、ただの貴族でないことくらい、
とっくのとうにお見通しですのよ?
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フレン
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だから気になって……わたくしも、
気がつくとあなたのことを考えてますの。
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クロード
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なるほど、そいつは面白いね。
あんたも俺に恋してるわけだ。
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クロード
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いつか互いの正体を、赤裸々に
語れる日が来りゃいいんだがな。