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リンハルト enters the scene
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エーデルガルト enters the scene
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エーデルガルト
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リンハルト、ようやく見つけたわ。 こんなところにいたのね。
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リンハルト
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ここは実に興味深いですからねえ。千年前の 遺構が当時の形そのままに残ってる。
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リンハルト
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特に石棺に刻まれたそれぞれの聖人の紋章に 大きな特徴があって、何しろ……
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リンハルト
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……いや、いいや。 見ればわかるから見てくださいよ。
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エーデルガルト
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え? ……ええ、後でね。 今は別に話があるの。
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エーデルガルト
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前に自分の研究の使い道なんて知らないと 言っていたわよね。
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エーデルガルト
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それを考えたの。貴方を長として、紋章や 遺産の研究をする機関を用意するわ。
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エーデルガルト
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貴方は好きに研究してくれればいい。 その結果をどう使うかは他の者が決める。
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エーデルガルト
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どうかしら、リンハルト。貴方にとっても 理想的な環境だと思うのだけれど。
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リンハルト
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……はあ。気乗りしないですけど、 貴方がそこまで言うのなら受けますよ。
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リンハルト
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ただ、本当に気乗りしないから、 思うように研究が進まなくなっても……
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リンハルト
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僕にはどうしようもないですからね。 そこは理解してくださいよ、陛下。
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エーデルガルト
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……なぜ気が乗らないのか、 理由を聞いてもいいかしら。
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リンハルト
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なぜって……僕は、自分の好きなこと以外は やりたくないからですよ。
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リンハルト
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機関に所属させられて、環境を用意されて、 そんな研究が楽しいと思います?
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リンハルト
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それは最早、研究じゃなくて、 ただの労働ですよ。しかも強制的な、ね。
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リンハルト
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まあでも、貴方が僕のためにいろいろと手を 回して準備してたのはわかりますから……
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リンハルト
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その話は、やりますよ。 貴方のことは嫌いじゃないですしね。
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エーデルガルト
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ええと……とりあえず、ありがとう。
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エーデルガルト
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けれど、やはり納得してやってもらえない のであれば、意味がないと思うわ。
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エーデルガルト
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この話は、保留にさせて。 戦争が終わるまでには、考える。
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エーデルガルト
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私は貴方の才覚を評価しているの。 だから、待っていて。