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シルヴァン
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お、一人で訓練かい? 頑張るねえ、イングリット。
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イングリット
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ああ、なんだ、シルヴァンか……。 何? ここに口説く相手はいないわよ。
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シルヴァン
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お前がいるじゃないか。
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イングリット
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冗談は顔だけにしてくれる?
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シルヴァン
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お前なあ……この男前を見てそう言うか。
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シルヴァン
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いや、まあ、冗談は冗談なんだけどな。 横、いいか。俺も訓練に来たんだ。
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イングリット
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いいわよ。 邪魔しないでくれるならね。
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シルヴァン
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……この間の話、 ほんとお前の言うとおりだと思ってさ。
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シルヴァン
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何かとお前に甘えてたっつーか…… 俺のほうが年上なのに、情けねえっつーか。
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イングリット
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あら、もしかして私を口説くつもり? ついに見境がなくなったのね……可哀想に。
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シルヴァン
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本音だよ! クソッ、これだからお前って奴は……
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シルヴァン
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……お前さあ、戦場で俺から離れるなよ。 俺の目が届く範囲にいろ。
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イングリット
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そうね、状況が許せばそうする。 私がいないとまるで駄目だものね、あなた。
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シルヴァン
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は? いやいやいや、俺だってお前一人を 守ってやるくらいはできるつもりだぜ?
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イングリット
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……はいはい。それじゃあ、 せいぜい私の側で、私を守ってちょうだい。
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イングリット
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私のいないところで勝手に死なれたら 後味が悪くて、たまったものじゃないから。
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シルヴァン
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……まったく、 そりゃあこっちの台詞だっての。
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イングリット
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あら、もうこんな時間。 そろそろ上がろうかしら。
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シルヴァン
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ああ、そうだな。 俺、もう限界……。
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イングリット
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訓練不足ね、シルヴァン。女の子たちを 口説いてる暇があったら体を動かしなさい。
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イングリット
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私で良ければ、いつでも付き合ってあげる。 ……どうしたの、変な顔して。
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シルヴァン
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いや……なあ、イングリット。 口説き文句って思うかもしれないけどさ……
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シルヴァン
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こう、お前が隣にいると、 なんか、不思議と落ち着くんだよなあ。
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イングリット
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……そうね。それは、私もわかる気がする。 何だかんだ言って、長い付き合いだもの。
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シルヴァン
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……だよな! つーことで、 これからも変わらずいようぜ、相棒。
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イングリット
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……ふふっ、そうね。私たち、 何があってもずっと友達でいましょう。