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イングリット
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はあ……。
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シルヴァン
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どうしたんだ、イングリット。 まーたため息ついて、皺が増えるぜー。
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イングリット
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誰のせいだと思ってるの? 今節だけで、私がどれだけ……。
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シルヴァン
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お、俺のせいかよ? いやいや、最近は おとなしくしてたつもりだったんだが……。
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イングリット
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あなたの「おとなしくしてた」は 全然おとなしくないのよ、自覚なさい。
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イングリット
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女の人から恨みばかり買って、 そのうち本当に刺されるわよ。
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シルヴァン
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ははは、刺されたら刺されたで それもまあ、仕方ないってことで。
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イングリット
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……そんなくだらない理由で死ぬなんて、 駄目に決まってるでしょ、馬鹿なの!?
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イングリット
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……グレンもそういう冗談を言う人だった。 それで、本当に帰ってこなかった。
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シルヴァン
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あ……そう、だったな。 すまん、今のは俺が全面的に悪かった。
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シルヴァン
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あいつが死んだ時みたいに、お前が 引き籠もっちまうと、みんな困るしさ。
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シルヴァン
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一日じゅう、部屋から外に出てこねえ。 日課だった馬の世話も人に任せきり……
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イングリット
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……そうだったわね。
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シルヴァン
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けど、ま、お前が元気になって良かったよ。 俺も安心して女の子たちを口説き回れる。
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イングリット
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……口説き回れる、ね。 ねえ、シルヴァン。
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イングリット
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私が部屋を出なきゃ、って思ったのは あなたが心配だったからよ。
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シルヴァン
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お……俺かよっ。
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イングリット
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ええ。だってあなた、私がいなかったら 本当に何にもできないじゃない!
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イングリット
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誰彼構わず口説き回って、迷惑をかけて、 冗談にならない大騒ぎまで引き起こして……
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シルヴァン
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う、事実ゆえに心が痛い……。
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イングリット
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反省してるなら、後先考えず 女の子を口説いて回るのは控えなさい。
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イングリット
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……それから、死んでもいいなんて あの人みたいな冗談を言うのもやめて。
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イングリット
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……約束して。
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シルヴァン
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……わかったよ。