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ヒューベルト
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お見事でした、エーデルガルト様。
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エーデルガルト
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ありがとう。
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エーデルガルト
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……正直に言って、ほっとしているわ。 皆が私についてきてくれて。
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エーデルガルト
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たとえ独りになっても進むと決めたけれど、 独りになりたいわけではない。
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ヒューベルト
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私がいる限り、決して独りにはなりません。 その点はお忘れなく。
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ヒューベルト
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それに……やはり、先生の存在は 大きかったですな。
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エーデルガルト
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そう、ね。 少し(せんせい)と話してくるわ。
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エーデルガルト
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貴方は準備をお願い。 伝令が来る頃でしょう。
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ヒューベルト
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はっ、お任せを。
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ベレト enters the scene
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エーデルガルト enters the scene
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エーデルガルト
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……(せんせい)。 少し話してもいいかしら。
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構わない
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エーデルガルト
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ありがとう……。
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エーデルガルト
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私は……。 ………………。
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どうした?
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エーデルガルト
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……私は、不安なの。 不安で押し潰されそう……。
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エーデルガルト
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今まさに、私の言葉一つで、 戦争が始まろうとしている。
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エーデルガルト
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前節の聖墓への襲撃……それが児戯に思える ほどの大軍が、戦場へと向かっている。
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エーデルガルト
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各地で策謀が蠢き、決断を迫り、 開戦の準備が進められている。
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エーデルガルト
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多くの将兵が死ぬでしょう。 戦乱に巻き込まれる民も少なくない。
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エーデルガルト
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戦の炎は飛び火し、フォドラ全土で 犠牲者を生むに違いないわ。
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エーデルガルト
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そんな命令を、私は出しているの。 後は号令一つで、戦火は燃え上がる。
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エーデルガルト
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ええ、そうよ。 もはや後戻りはできないわ。
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エーデルガルト
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いいえ。 もはや後戻りはできないわ。
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エーデルガルト
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私の足元に、どれほどの血が流れようと、 歪んだ教団の支配を打ち砕かねばならない。
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エーデルガルト
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犠牲のない未来を創るための、犠牲。 矛盾のようだけれど、必要なものよ。
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エーデルガルト
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ふふ……答えなどとうに決まっているのに、 ただ貴方に肯定してほしいだけね。
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エーデルガルト
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……(せんせい)。 私の手を取って、本当に良かったの?
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エーデルガルト
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私と違って、貴方には まだ後戻りできる道がある。
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エーデルガルト
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このまま進めば、大司教や教団の人たちと 殺し合うことになるわ。それでいいの?
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自分も道を選んだ
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エーデルガルト
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本当に、貴方は……
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エーデルガルト
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……ごめんなさい。 愚問だったわね。
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エーデルガルト
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私は(せんせい)を信じている。 (せんせい)も私を信じてくれた。
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エーデルガルト
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今は、それだけでいい。 それだけで、私は戦ってゆける。
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エーデルガルト
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……行きましょう。 ヒューベルトと話があるわ。
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ヒューベルト
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陛下、本軍から予定どおりに進軍中との 報告がありました。
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ヒューベルト
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それと、檄文の手はずも整っています。
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檄文?
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エーデルガルト
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帝国は、まもなくフォドラ全土の諸侯に 檄文を発するの。
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エーデルガルト
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セイロス教団の暗部を暴き、フォドラの民に 王国や同盟の貴族の不正を突きつけて……
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エーデルガルト
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彼らが一致団結して帝国と戦わないように 揺さぶり、働きかけるのよ。
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エーデルガルト
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もちろん帝国への協力を取りつけてある 貴族たちもいるわ。
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ヒューベルト
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教団との敵対を選ぶ貴族も、いるのです。 断ずるべきは断じ、許すべきは許す……
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ヒューベルト
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すでに帝国貴族の一部、腐敗した輩の 粛清は済んでおります。
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ヒューベルト
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中には我が父も……くく、 まったく仕方がないことです。
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エーデルガルト
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そして、それに合わせて ガルグ=マク大修道院を攻め落とす。
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エーデルガルト
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すでに本軍は帝都を進発しているわ。 あと2週間ほどで到着する。
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エーデルガルト
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私たちもそれに合流するのだけれど……
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エーデルガルト
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軍での貴方たちの立ち位置を、 どうしようかと思って。
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ヒューベルト
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そうですな。どうせ陛下も先生の軍に 加わるおつもりでしょう。
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ヒューベルト
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となると帝国の本軍に組み込むわけには いきません。
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ヒューベルト
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皇帝直属で、戦場を自由に移動できる 遊撃軍……といったところが妥当かと。
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エーデルガルト
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ええ……(せんせい)が皇帝である私を指揮する なんて、表立ってはできないから。
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ヒューベルト
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そもそも前線に出ることすら、 私は反対ですがね。
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エーデルガルト
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ヒューベルト。 それについては議論を尽くしたはずよ。
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ヒューベルト
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これはこれは。 失礼を致しました。
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エーデルガルト
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さて、そうと決まれば、 私たちの新たな軍に名をつけるわ。
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エーデルガルト
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我らが黒鷲の学級(アドラークラッセ)にちなんで、 “黒鷲遊撃軍(シュヴァルツァアドラーヴェーア)”というのはどうかしら?
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エーデルガルト
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(せんせい)にそう言ってもらえて良かったわ。 一晩かけて考えたの。
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エーデルガルト
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貴方が率いるのに、それはないわ。鷲の ように大きく自由に羽ばたくことでしょう。
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エーデルガルト
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………………。 貴方とは、いささか感性が違いそうね。
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エーデルガルト
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(せんせい)、貴方は“黒鷲遊撃軍(シュヴァルツァアドラーヴェーア)”の出撃準備を 進めてくれる? 頼んだわ。