link
アランデル公
volume_up
……ついに、ここまで来たか。
実に、実に長き闘争であった。
link
アランデル公
volume_up
なればこそ、だ。最後くらいは
この目で見ておきたいと思ってな。
link
アランデル公
volume_up
偽りの女神の、獣の支配から……
人間が解放される、その瞬間を……。
link
アランデル公
volume_up
この戦いが終われば、
帝国がすべてを支配する世が訪れる。
link
エーデルガルト
volume_up
伯父様……いえ、貴方たちの知恵と力も、
必要不可欠だと考えている。
link
エーデルガルト
volume_up
ここまで来て、と思うかもしれないけれど、
私の口から伝えたいことがあるの。
link
エーデルガルト
volume_up
いえ、貴方はきっと自分で感づいている
でしょうけれど……それでもね。
link
エーデルガルト
volume_up
……貴方が何者で、その力が何なのか。
今まで触れずにきた、真実を。
link
エーデルガルト
volume_up
まさか、気づいていなかったの?
ならば尚更、伝えないわけにはいかない。
link
エーデルガルト
volume_up
恐らく貴方の母親が女神に連なる人で、
その血はずっと貴方の中で眠っていたのね。
link
エーデルガルト
volume_up
5年前、
師がその力に目覚めた時、
私は貴方がレアに協力すると思ったわ。
link
エーデルガルト
volume_up
ええ、何しろ……私の目的は、レアたち
女神の眷属の支配からの脱却だった。
link
エーデルガルト
volume_up
セイロス教団を使ってフォドラを支配する
レアたちを、抹殺することだった。
link
エーデルガルト
volume_up
私は貴方を敵に回してでも、レアを討ち、
人々を解放するのだと誓ったのに……
link
エーデルガルト
volume_up
この道は、
師が進むべき道では
ないのかもしれない、と。
link
エーデルガルト
volume_up
その迷いを抱えたまま、私は貴方に甘え、
貴方の力を借りて、ここまで来たのよ。
link
エーデルガルト
volume_up
この背の重荷を分かち合える、
たった一人の、対等に話せる相手……。
link
エーデルガルト
volume_up
貴方にとっても、私の存在が特別な意味を
持っていればいいのだけれど……。