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ソティス
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あの男……まるで槍に呑まれるように
姿形を変えおったな。
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ソティス
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あれを見ては、小童どもが動揺するのも
仕方ないというものじゃ。
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ソティス
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……英雄の遺産とやらが秘める力は、
あれほど途轍もないものなのか?
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ソティス
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じゃが……あの力、あの姿……わしは
知っておる。覚えておる。なぜじゃ……?
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ソティス
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天帝の剣を使うおぬしも、
あのような力を振るうのじゃろうか……?
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レア
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ベレト、よく戻りました。
これも主のご加護の賜物でしょう。
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レア
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事の顛末は、
すでにギルベルトから報告を受けています。
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レア
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……かの塔で起こった惨事は、
胸の内だけに留めておいてください。
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レア
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遺産を使った人間が化け物になった、などと
噂が広まれば、貴族の権威は地に墜ち……
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レア
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フォドラ全土が混乱に陥るでしょう。
それは避けねばなりません。
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レア
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同行した生徒たちにも、よく言い含めて
おいてください。わかりましたね?
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レア
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あの黒き獣は、女神が下される罰なのです。
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レア
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英雄の遺産を使う資格なしに、
それを手にした愚昧で傲慢な者への……。
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レア
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ええ。だからこそ、回収を急いだのです。
結果的には、間に合いませんでしたが……。
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レア
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紋章を持たぬ者が振るえば、マイクランと
同じ運命を辿ることもあるでしょう。
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レア
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ですが、あなたには“天帝の剣”を振るう
資格がある。そう憂う必要はありません。
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レア
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槍は、教団から正式にゴーティエ家へと
返還しましょう。……さあ、その槍を。
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レア
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ベレト、感謝します。
やはり、あなたに任せたのは正解でした。
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レア
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節の終わりにもう一度報告に来てください。
その際、翌節の課題を伝えます。
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レア
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……ベレト。
それは、どういうことですか。
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シルヴァン
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レア様……我がゴーティエ家の遺産を
取り戻していただいたこと、感謝します。
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シルヴァン
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その……どうかその槍を、私に授けては
いただけませんか。父の許しは得ています!
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レア
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……次代のゴーティエ家当主として、二度と
このような不祥事を起こさぬと誓えますか。
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シルヴァン
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はい。家の名に……
そして兄の命に懸けて、必ず。
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レア
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………………。
……良いでしょう。
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レア
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ですが一つだけ。決して、あなた以外の者に
この槍を振るわせてはなりません。
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レア
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その禁を破った者の末路は、
あなたの兄がしかと見せてくれたでしょう。
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レア
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ベレト、感謝します。
やはり、あなたに任せたのは正解でした。
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レア
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節の終わりにもう一度報告に来てください。
その際、翌節の課題を伝えます。
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レア
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ベレト、感謝します。
やはり、あなたに任せたのは正解でした。
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レア
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節の終わりにもう一度報告に来てください。
その際、翌節の課題を伝えます。