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アネット
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あれ? あんなところに埃が積もってる……
誰も掃除してなかったのかな。
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アネット
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うう、気になってしょうがないっ……。
……しょうがない、やるかー!
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アネット
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く……微妙に……手が、届かない……。
もうちょっと、で、届く、のに……。
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アネット
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うう、あたしの背が……もっと……、
高……かったら、なあ……あっ……。
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ハンネマン
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アネット君、その姿勢を続けると、
あと数秒で書棚が倒れるぞ。
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アネット
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ふ、ふう……助かりました!
実は、この上に埃が溜まってて……。
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ハンネマン
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わかっている。先程、我輩も気づいて、
布巾を取りに行ってきたところだ。
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アネット
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はい、ありがとうございます!
助かります!
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ハンネマン
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礼には及ばない。それより君、
あの埃に気づくとは良い目をしている。
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アネット
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あはは……ああいう掃除のやり残しって
気になって気になってしょうがなくて。
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ハンネマン
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同感だ。我輩もあの手の汚れを
放置できる者の気が知れんのだよ。
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アネット
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先生も……あたしたち、同志ですね!
あ、先生に同志は失礼でしょうか……?
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ハンネマン
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なに、構わんよ。早速だが……
アネット君、同志から君に提案がある。
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ハンネマン
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今度から、高所にある汚れを発見した場合、
直ちに我輩を呼びたまえ。
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アネット
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それは助かりますけど……その程度のことで
忙しい先生をお呼びするわけには。
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ハンネマン
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いや、我輩はもう見たくないのだ。
書物が君と共に宙に舞う、あの惨劇を……!
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アネット
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あ、あの時はすみません……。じゃあ、
今度からは遠慮なく呼ばせていただきます。
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ハンネマン
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うむ。くれぐれも無茶はせんようにな。
君に万一のことがあっては困る。
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アネット
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は、はい。ありがとうございます!
気をつけます!