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シルヴァン
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こんばんは先生、良い夜ですね。
雲も少なくて、星が綺麗に見える。
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シルヴァン
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あんたが女神の塔に向かったって聞いて、
いったい誰との逢瀬かと思いましたけど……
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シルヴァン
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……まさか、女神の塔で
ぼけっと独り、佇んでるだけだとは。
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シルヴァン
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……いや待ってくれ。今更、何を。
女神の塔といったら、恋人との逢瀬だろ?
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シルヴァン
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ここで交わした誓いは必ず成就する……
恋人たちの聖地なんです、ここは。
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シルヴァン
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え? ああ、そのですね……実を言うと、
先生を待ってる相手が誰か、気になって。
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シルヴァン
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慌てて後を追ってみれば、結局先生は独り。
……いや、正直安心しましたよ。
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シルヴァン
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そうですねえ。誘ってもいいんですけど、
本命の相手が、目の前にいるし。
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シルヴァン
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女神の塔に独りでいるってことは、俺、
あんたを口説いてもいいってことですよね?
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シルヴァン
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なあ先生、俺はあんたを不幸にはしません。
だから結婚して……
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シルヴァン
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……はあ、俺、今ほど自分の日頃の行いを
恨んだことはありませんよ。
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シルヴァン
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俺も、もうちょっとまともになって、
先生に認めてもらえる男にならないとなあ。
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シルヴァン
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俺はそろそろ舞踏会に戻りますけど、
折角だ、先生も一緒に戻りませんか?
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シルヴァン
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なら、大広間に戻った後には
踊りの相手を願えませんか、お嬢さん。
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シルヴァン
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結婚が駄目でも、一緒に踊るくらいなら
許してくれるだろ?
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シルヴァン
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よし! じゃ、先生の気が変わらないうちに
戻るとしましょうか!
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シルヴァン
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止めないが……今日は冷えるぜ?
風邪引かないようにしてくださいよ。
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シルヴァン
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あっ、凍えちまったって言うなら、
いつでも俺が抱き締めて……
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シルヴァン
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ええと、いや、すみません。
そんな目で見ないでくださいよ……。