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セテス
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あれは……カトリーヌ!
あいつ、また無茶な戦い方をして……!
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セテス
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突出しすぎだ。
このままではあの時の……ええい!
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セテス
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くっ……。
カトリーヌ、無事か……?
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カトリーヌ
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それはこっちの台詞だよ!
あんな無茶な戦い方しやがって!
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カトリーヌ
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いつもアタシに説教垂れてたくせに、
自分が怪我してりゃ世話ないぞ!
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カトリーヌ
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こんな戦局に関係ないような小競り合いで、
命を落としたらどうするんだよ?
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セテス
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返す言葉もないが……私も何とか無事だ。
心配をかけてすまない。
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カトリーヌ
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あそこは、アタシの持ち場だったろ。
何でアンタがいたんだ?
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カトリーヌ
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ハッ、街で偶然ばったりってな話じゃない。
戦場で、たまたま通りかかるはずないだろ。
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セテス
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今日の戦い、貴女はかなり突出していた。
あのままでは命の危険すらあった。
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セテス
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そう思ったら居ても立っても居られず、
気づけば、貴女の盾になっていた。
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カトリーヌ
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それで怪我したのかよ。
まったく、いや、何と言うべきか……
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カトリーヌ
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セテス。アンタが、そこまでアタシを
心配してるとは思わなかったよ。
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カトリーヌ
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悪かったな、それとありがとう。
はは。流石は同志というわけか。
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セテス
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同志だからではない、貴女だからだ。
私は、貴女を失いたくなかったのだと思う。
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セテス
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カトリーヌ。私は貴女を守るためなら
小言も言うし、無茶もしてしまう。
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セテス
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だから頼む、カトリーヌ。
どうか、もう少し自分の身を顧みてほしい。
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カトリーヌ
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ああ……アンタの気持ちはよくわかった。
そう言われたら、顧みるしかないじゃんか。
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カトリーヌ
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その、心配ばかりかけてすまなかったな。
今後は気をつけるよ……アンタのために。
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セテス
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そうしてくれ。
貴女自身のためにもな。