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ユーリス
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おいベルナデッタ。いい加減にしろ。
いつまでやれば気が済む、出てこい!
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ベルナデッタ
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嫌です! 出てきません!
だって出たら恨みを晴らされますううう!
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ユーリス
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おい、待てよ……いい加減周りに迷惑だろ。
俺がいるからっていちいち逃げ回ってたら。
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ユーリス
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何か用があるならさっさと言えよ。
毎度つけ回される俺の身にもなってくれ。
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ユーリス
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課題の時も、俺には近づこうとさえしねえ。
流石に先生も呆れ果ててたぜ。
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ユーリス
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俺がいる軍議にも顔を出さねえしよ……
状況わかってんのか? やる気あんのか?
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ベルナデッタ
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ユーリスさんに近づくのは、無理!
絶対に無理なんですよおおお!
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ベルナデッタ
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お父様にあんな目に遭わされて、
死んじゃって……もう嫌あああ!!
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ユーリス
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勝手に殺すな。半殺しだ。
それに、あの程度のことは慣れて……
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ベルナデッタ
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半分死んじゃったら、半分恨みを
晴らされるんですうううう!
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ユーリス
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いや半分死ぬなんて器用な真似ができるか。
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ユーリス
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つーか、できたところで恨まねえって。
恨むとしたらお前じゃなく伯爵のほうだろ。
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ユーリス
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俺は、一度やり返すと決めたら
黙ってやり返す主義だ。
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ユーリス
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俺が本気でお前に報復する気だったら、
今頃お前は大修道院なんかにはいねえよ。
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ベルナデッタ
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修道院にいないなら、どこにいるんです!?
えっと……た、谷底!?
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ベルナデッタ
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じゃ、じゃあ重石をつけられて
海に沈められちゃうとかですか!?
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ベルナデッタ
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あたし、魚についばまれるのだけは
嫌ですううう! 餌じゃないですよおお!!
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ユーリス
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いっぺん、きちんと本当のことを
話してやらねえとなあ……