奪われた英雄の遺産・青獅子の学級 - イベント鑑賞 / houses.fedatamine.com

ベレト, レア, セテス enter the scene

ベレト、あなたに依頼したいことがあります。

生徒たちと共に王国領へ赴き、ある賊を征討してもらいたいのです。

彼らはファーガス貴族のゴーティエ家から、英雄の遺産“破裂の槍”を盗み出した。

頭目の名は、マイクラン。 ……廃嫡されたゴーティエ家の子息らしい。

なぜ廃嫡された？
なぜ教団が征討を？

紋章を持たないため、と聞いている。王国では特別珍しい話でもない。

紋章なき者に、女神の力は振るえません。ですが、武器を振るうだけならば可能です。

これは遺産絡みの問題、一領主の力で解決できる問題の範疇を超えているからだ。

英雄の遺産は、人の手に余る強力な武器。相応の戦力をもって臨まねばならない。

だが今、西方教会の背教者どもを粛清すべく騎士団の主戦力は修道院を離れている。

だからこそ英雄の遺産に対抗しうる武器…… “天帝の剣”を得た、君が適任と考えた。

天帝の剣は、遺産の中でも群を抜いて強力な武具。心配は無用だと思いますが……

生徒たちにも危険が及ばぬよう、大修道院きっての手練れを同行させましょう。

……改めて言っておくが、その剣を持つに相応しい振る舞いを心掛けてくれ。

それと……ハンネマンさんが君を捜していたはずだ。後で訪ねるといい。以上だ。

ベレト enters the scene

ディミトリ enters the scene

ディミトリ

今しがた、今節の課題について聞いた。 ……王国領での賊討伐、か。

ディミトリ

すまないな、迷惑をかけて……。これは王国の問題だというのに。

気にしなくていい
これも仕事だ

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ディミトリ

……そう言ってもらえると、気が楽になる。ありがとう、先生。

ディミトリ

……？

ロドリグ enters the scene

殿下、殿下ではありませんか。いや、ご無沙汰しております。

ディミトリ

お前……ロドリグか！久しいな……２年ぶりになるか？

ええ。２年の間に、見違えるほど大きくなられましたな、殿下。

誰？
知り合い？

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Else

ディミトリ

ああ、彼の名はロドリグ。父の古い友人で、俺が物心つく前からの付き合いだ。

ディミトリ

彼の名はロドリグ。父の古い友人だ。 ……ほら、以前話しただろう？

ディミトリ

４年前に父が亡くなってからは、まるで本当の家族のように良くしてくれた。

ははは、止してくださいよ殿下。恥ずかしいじゃありませんか。

ベレト殿。あなたのことは、倅のフェリクスからも聞いておりますよ。

ディミトリ

……ロドリグ。お前が修道院を訪れたのは、やはり件の賊絡みの……？

ええ。もはやこの件は、ゴーティエ家だけの問題ではありません。

賊は、我がフラルダリウス領に根城を構え、各地の村々で略奪を繰り返している。

我々も協力は惜しみません。お二人とも、よろしくお願いしますよ。

ハンネマン enters the scene

ベレト enters the scene

ハンネマン

やあ、よく来てくれたな、先生。話は聞いたよ。

ハンネマン

“天帝の剣”の力を使ったと聞いたぞ。それで、君の紋章の正体が確定したのだ。

ハンネマン

……我輩は君の紋章を目にしてはいたが、当初、それが何なのかわからなかった。

ハンネマン

やがて我輩はふと気づいた。見えているのは全体の一部に過ぎないのではないかとね。

ハンネマン

即ち……君の紋章は大きすぎて、通常の器具では観測し切れなかったのだ。

ハンネマン

そうと気づいた我輩は、適合し得る紋章を調べに調べ、一応の仮説を立てるに至った。

ハンネマン

だが、どうしても確信が持てず……。これと結論づけた紋章が異質すぎたのだよ。

ハンネマン

“解放王”ネメシスより千年以上、世に出ず途絶えたとも思われていた紋章。

ハンネマン

“炎の紋章”……それが君の力の正体だ。

炎の紋章……

ハンネマン

君が“天帝の剣”を使えたことで、我輩の仮説は真実であると証明された。

ハンネマン

恒久の時を経て、蘇った伝説の力……。

ハンネマン

君がその力を宿していることに、もはや疑問の余地はないようだ。