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アッシュ
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まずいな、完全にはぐれちゃったよ……。
まだ魔物がいるかもしれないし……
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アッシュ
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日が暮れる前に、
何とかして修道院に戻らなきゃ……。
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ツィリル
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はあ、はあ……
アッシュ、やっと見つけた。
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アッシュ
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君の持ち場からは、
随分、離れていたはずだけど……。
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ツィリル
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アッシュがはぐれたって聞いて、
捜しに来たんだよ。
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ツィリル
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はい、この辺りの地図を持ってきたよ。
これがあれば、帰れるでしょ?
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アッシュ
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そのために、一人でここまで?
危なすぎるよ! 何で、そんな……
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アッシュ
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いや、迷惑なんかじゃ……
本当にありがたかったけど……。
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アッシュ
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だけど……僕を助けるために、
君が危ない目に遭ってちゃ元も子もないよ。
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ツィリル
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アッシュが言ったんだよ。
困ってる友達を助けるのは当然だって。
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アッシュ
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ツィリル……。
……そっか。そうだったね。
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アッシュ
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よし、ツィリル、一緒に修道院に戻ろう。
手を貸してくれるよね。
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ツィリル
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あっ……だけど、戻ったらボク、
絶対みんなに怒られるよね……?
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アッシュ
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そ、それはそうかも……。
勝手に持ち場を離れるのは命令違反だし……
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アッシュ
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……けど、心配しなくていいよ。
僕も、一緒に叱られに行くからさ。
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ツィリル
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えっ? だけど、アッシュは別に、
悪いことしたわけじゃないし……
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アッシュ
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あはは、そうかもしれないけど。
だって僕たち、友達なんだからさ。
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アッシュ
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うん、まあ、そういうこと。
嬉しいことも、悲しいことも……
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アッシュ
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きついお叱りも、二人で分かち合う。
それが友達ってものだと思うから。
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ツィリル
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じゃあ、アッシュが叱られる時は言って。
ボクも一緒に叱られてあげるから。
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アッシュ
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はは、わかった。その時はお願いするよ。
……これからもずっと友達でいよう。
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ツィリル
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うん、ずっと友達。
約束するよ、アッシュ。