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コンスタンツェ
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ふんふん、これは良い薬草ですわ。
後は……魔法水晶が足りませんわね。
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コンスタンツェ
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武器の錬成にも使うから、数がない……?
そういうことなら仕方ありませんわ。
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コンスタンツェ
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ええ、素材が揃いましたので、
次は魔法の実験台になってくださいます?
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コンスタンツェ
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これも研究の手伝いの一環ですわ。
すなわち、貴方の役目ですのよ。
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コンスタンツェ
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……確かに、夜も更けてきましたわね。
少々熱が入り過ぎてしまったようですわ。
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コンスタンツェ
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今日はここまでに致しましょう。
明日もよろしくお願いしますわね。
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コンスタンツェ
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なぜと言われましても、取り潰しとなった
我が家を再興するためですけれど……
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コンスタンツェ
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諦めない理由を問うていますの?
むしろなぜ、諦められるとお思いですの!?
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コンスタンツェ
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先祖より大切なものを脈々と
受け継いできた誇り高きヌーヴェル家!
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コンスタンツェ
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それが私の代で絶えるなど、
あってはならないことなのですわ……!
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コンスタンツェ
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ヌーヴェル家はアドラステア帝国が成立して
間もない頃に爵位を得た由緒ある家ですの。
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コンスタンツェ
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代々の当主は皆、魔道への造詣深く、
皇帝に重用された時代も長かった……。
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コンスタンツェ
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けれど、七貴族の変で皇帝に与したのを機に
権力の中枢から外れてしまったのですわ。
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コンスタンツェ
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そして、帝国に上陸したダグザ・ブリギット
連合軍を防ぐための捨て石にされ……
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コンスタンツェ
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我が父母や兄を含む一族の大半は戦死。
ヌーヴェルの街は廃墟と化したのです。
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コンスタンツェ
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六大貴族はヌーヴェル家の取り潰しを決め、
今やかつての領地にその名を残すのみ。
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コンスタンツェ
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私には、受け継ぐ爵位も、家も、民も、
土地も……何もありませんのよ!!
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コンスタンツェ
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ですから、エーデルガルト様に私が偉業を
成し遂げたと認めていただき……
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コンスタンツェ
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ですから、エーデルガルト様に私が偉業を
成し遂げたと認めていただき……
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コンスタンツェ
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ですから、戦争が終わり次第、次の為政者に
私が偉業を成し遂げたと認めさせ……
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コンスタンツェ
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ですから、エーデルガルト様に私が偉業を
成し遂げたと認めていただき……
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コンスタンツェ
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ですから、戦争が終わり次第、次の為政者に
私が偉業を成し遂げたと認めさせ……
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コンスタンツェ
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ヌーヴェル家の再興を果たすのです。
この研究は、そのためなのですわ。
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コンスタンツェ
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これで貴方も、私に協力することの意義、
そして栄誉を理解できたことでしょう。