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イエリッツァ
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……その剣の冴え、その剣の閃き。
いつ見ても、見事だな……。
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イエリッツァ
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私を殺すのは、お前のほかにいないと……
お前の剣ならば、私を斬れると……。
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イエリッツァ
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今思えば……お前との出会いは、
必然だったのかもしれん……。
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イエリッツァ
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初めは、私もそう思っていた……
なぜ、“死神”がお前に執着するのか……
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イエリッツァ
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だが、あの時……確かに“死神”は
天帝の剣を振るうお前に、魅せられた……
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イエリッツァ
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そして私も今……お前と共に戦ううち
その剣に、魅せられている。
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イエリッツァ
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そうだな……くだらん戦いなど、
早々に決着をつけてしまうのがいい……。
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イエリッツァ
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フォドラの統一も……教団の打倒も……
私にとっては何もかもが些事……。
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イエリッツァ
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剣を交わし、私とお前のどちらが死ぬか……
それを、確かめねばならん……。
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イエリッツァ
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私は崩れ落ち、息絶える……
あるいは、私の剣がお前を……
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イエリッツァ
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……いや……これくらいにしておこう。
お前を斬りたくて、堪らなくなる……。
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イエリッツァ
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逸楽を得るその日を待つ間は……
お前と肩を並べて戦うのも、悪くない……。
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イエリッツァ
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お前の運命は、私と共にある。
地獄の果てまで、逃がしはせん……。