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イエリッツァ enters the scene
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イエリッツァ
………………。
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ベレト enters the scene
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イエリッツァ
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どうした……。 飯を、食わないのか……。
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それよりも……
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イエリッツァ
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菓子を食っていただけだ……。 何か、言いたいことがあるのか……。
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イエリッツァ
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……私も、人だ。 食事の好みくらい、ある……。
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イエリッツァ
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用があるなら、早く言え……。 菓子が溶ける……。
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イエリッツァ
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それならば、なぜ立ち去らん……。
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イエリッツァ
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そうか…… 食事が済んだら、な……。
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イエリッツァ
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………………。
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……本当に死神騎士?
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イエリッツァ
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……そうであって、そうではない。
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イエリッツァ
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今の私は、 イエリッツァ=フォン=フリュム……。
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イエリッツァ
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皇帝も、軍の者も…… 私を“死神”と呼ぶが……
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イエリッツァ
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あれは、私の中に棲む魔物だ……。 私であって、私ではない……。
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イエリッツァ
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奴にとっては、血と戦いこそが 食事のようなもの……。
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イエリッツァ
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こうして人間らしい 食事をしている間だけは……
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イエリッツァ
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私は、私でいてもいいだろう……。
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イエリッツァ
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………………。
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………………。
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イエリッツァ
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そうじろじろと見られていては、 食うに食えん……。
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イエリッツァ
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他に話すようなことはない……。 行ってくれ……。
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ベレト
(氷菓子が好きなのか……)