link
カスパル
volume_up
シャミアさん! 後ろから敵が……
……あれ? 医務室か、ここ。
link
シャミア
volume_up
私を庇って死にかけたんだぞ。
何であんな真似をした。
link
カスパル
volume_up
何でって……
シャミアさんを助けようと……
link
シャミア
volume_up
それが君の責任の取り方か?
私のために命を捨てるというのが。
link
シャミア
volume_up
ふざけるな、カスパル。
そんな逃げは許さん。
link
カスパル
volume_up
待ってくれ、シャミアさん。
確かにオレ、あんたに負い目を感じてたよ。
link
カスパル
volume_up
シャミアさんが危ねえって思ったら、
勝手に体が動いちまったんだ。
link
シャミア
volume_up
私を助けたかったら、
自分の身も守りながらにしろ。
link
シャミア
volume_up
同じ命だ。君も、私も。
一つを救うために一つを失うのは愚かだぞ。
link
シャミア
volume_up
まあいい、助けられたのは確かだ。
礼を言っておく。
link
カスパル
volume_up
何で謝るんだ?
あんたは何も悪くねえだろ。
link
シャミア
volume_up
いや、この前な。
少し意地悪を言い過ぎた。
link
シャミア
volume_up
自分のために命を懸けるような奴に、
わだかまりなど抱けんさ。
link
カスパル
volume_up
……うーん、その言葉は嬉しいけど、
悩むことはないっつったってなあ……。