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コンスタンツェ
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ですから、貴方がバルテルス家の人間だ、
という点は伏せているではありませんの。
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コンスタンツェ
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ああ見えて甘いものには目がないとか……
実は無類の猫好きとか……
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コンスタンツェ
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そういった他愛ないけれど、好感を
持たれそうな話をしているだけですのよ。
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コンスタンツェ
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はああ……エミール、貴方、軍の皆から
何と言われているかわかっていて?
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コンスタンツェ
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「近寄りがたい」「怖い」「物騒」
「何を考えているのかわからない」……
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コンスタンツェ
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ですから、そんな貴方を仲間に溶け込ませる
一助になればと思った次第ですのよ?
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イエリッツァ
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戦いは、孤独なもの……。
徒党を組んでの戦いなど、つまらん……。
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コンスタンツェ
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それでは貴方、少なくとも戦いにおいては
自分の能力が完璧だとでも言うのかしら?
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コンスタンツェ
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思い上がりも甚だしいですわ。この私にさえ
欠点というものがありますのに!
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コンスタンツェ
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戦況を見定めて、貴方が次に戦う相手を
指示してくれているのはどなたかしら?
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コンスタンツェ
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貴方を狙う敵を倒し、援護してくれるのは?
貴方が傷ついた時、癒やしてくれるのは?
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コンスタンツェ
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エミールのためを思って言っていますのよ。
昔馴染みの誼というものですわ。
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コンスタンツェ
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きっとお姉様は今でも貴方の態度に
頭を痛めていらっしゃるはずですわ。
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イエリッツァ
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だが、それとこれとは別の話だ……。
私のことを吹聴するのは、やめてもらおう。