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エーデルガルト
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あの……堂々とついてきていたのに、
なぜ今更隠れているのかしら。
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ベルナデッタ
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何卒! 何卒お見逃しをおお!
ベルは部屋に戻りますううう!
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ベルナデッタ
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こ、こ、皇女殿下におかれましては
お怒りにならぬと仰せでしょうかあ!?
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ベルナデッタ
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へ、へ、陛下におかれましては
お怒りにならぬと仰せでしょうかあ!?
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エーデルガルト
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さっきから言葉遣いが変よ……。
怒っていないと言っているでしょう?
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ベルナデッタ
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何ものをも恐れないエーデルガルトさんを
お手本にしたいな、と……。
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ベルナデッタ
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お手本にしようと見てたらですね、
エーデルガルトさんが怖くなってきて……
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ベルナデッタ
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思わず隠れてしまったんですううう!
ごめんなさいぃいいい!
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エーデルガルト
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それに、私にだって怖いものはあるわ。
何ものをも恐れないなんて、無理よ。
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ベルナデッタ
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い、いえ、そんなことないですよ!
それで、怖いものって……。
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ベルナデッタ
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海って、あの、外にあるやつですよね……。
見たことあったような、ないような……
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ベルナデッタ
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あ、でも、エーデルガルトさんって
泳げないんですね。意外です。
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ベルナデッタ
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海ですか。ベルはブリギット諸島に行った
時にこっそり泳ぎましたよ。
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エーデルガルト
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またそうやって嬉しそうに……
私にだってできないことくらいあるわ。