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イングリット
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こんにちは、イグナーツ。
……また、絵を描いているのですね。
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イグナーツ
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あ、イングリットさん。
ええ、またセイロス様の絵を。
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イングリット
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その……以前は、本当にすみませんでした。
私のせいで、あなたの絵が台無しに……。
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イグナーツ
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あ、いえ、いいんです。イングリットさんの
斬新な意見はとっても参考になりました。
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イングリット
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斬新、と言えば聞こえはいいですが……。
……あまり気を遣われると惨めになります。
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イグナーツ
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本当ですよ。自分の殻に閉じこもりがちな
ボクにはない着想でしたから。
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イングリット
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怒るべき時には、きちんと怒るべきです。
怒っているのなら、そう言ってください。
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イングリット
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私とて、己の所業は理解しています。
私は……神聖な肖像を汚してしまった……。
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イングリット
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悪いとはっきり言ってくれたほうが、
気持ちの整理もつくというものです。
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イグナーツ
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そ、そんな……イングリットさんを
怒るなんてボクには……。
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イングリット
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イグナーツ、なぜ謝るのです。
謝るのは私のほうではありませんか!
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イングリット
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ですから! ……い、いえ、すみません。
あなたに謝るつもりが、つい小言を……。
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イグナーツ
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い、いいんです。ボクがはっきり、
自分の気持ちを表に出せないから……。
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イングリット
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……あの、私、戻りますね。どうしても
あなたの邪魔をしてしまうようなので……。