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シルヴァン
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やあ、マリアンヌ。 今日の予定はもう済んだのかい?
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マリアンヌ
………………。
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シルヴァン
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いや、流石に無視は傷つくなあ。 何でそんなに俺を避けるんだ?
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マリアンヌ
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……人と話すのが苦手なんです。 あなただけを避けているわけでは。
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シルヴァン
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なあ……言ったろ、マリアンヌ。 俺は君の味方だ、ってさ。
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シルヴァン
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君が紋章の話を嫌ってるってのは、 なんとなーく察しがついてた。
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マリアンヌ
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それは……。
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シルヴァン
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俺もそうさ。紋章ってもんには、 もう長いこと振り回されてきたからなあ。
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シルヴァン
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……人の価値は紋章なんかじゃ決まらない。 そんなもんに人生を決められてたまるか……
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シルヴァン
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ゴーティエの家に生まれて、 ずっと俺はそう思ってきたよ。
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マリアンヌ
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では……人の価値は、何で決まると?
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シルヴァン
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うーん、そうだな。 そりゃあ……笑顔かな。
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マリアンヌ
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は? 笑顔……?
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シルヴァン
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そ。笑顔ってのはいい、強くなれるからな。 体の奥から力が湧いてくるっつーか……
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シルヴァン
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望まない力でも、利用し尽くしてやる…… それくらい、強い気持ちになれるのさ。
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マリアンヌ
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……そういうものでしょうか。
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シルヴァン
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したたかにいこうぜ、マリアンヌ。 ……ほら、顔を上げて。やってみな。
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マリアンヌ
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笑って……したたかに……。 ……こう?
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シルヴァン
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うーん、ちょっと硬すぎるなあ……。 口の端をもう少し上げて、にーっと。
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マリアンヌ
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……にい。
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シルヴァン
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お、いい感じだな! ちょっと不自然だが、 そのうち自然と慣れてくるだろう。
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マリアンヌ
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……にい。
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マリアンヌ
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……これで、本当に強くなれるのですか?
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シルヴァン
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ああ、君には笑顔のほうが似合ってる。 ってことで、早速俺と街にでも、どうだい。
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シルヴァン
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君が目を背けていただけで、外の世界には 楽しいものがたくさん転がってるのさ。
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シルヴァン
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そういうものを見れば、君もきっと、 もっと笑顔になれると思う。
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マリアンヌ
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考えて、おきます……。
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シルヴァン
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その……マリアンヌ、やっぱり街は嫌かい。 嫌ってなら、無理強いはしないが……。
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マリアンヌ
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い、嫌ではありません…… だけど私、すぐに部屋に戻りたいのです。
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マリアンヌ
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私、部屋に戻って…… もっと、笑顔の練習がしたいから。
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マリアンヌ
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その後のほうが、シルヴァンさんと、 楽しく街へ行けそう、ですから……。
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シルヴァン
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……そうかい。 よし、そういうことなら喜んで待つさ。
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シルヴァン
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君のとびきりの笑顔を期待して、な!