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ヒューベルト
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何しろ我が主は、先生をそれなりに
気に入っているようなのでね。
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ヒューベルト
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いいですか、ここでの生活において、
私が最も重視することは……
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ヒューベルト
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先生がエーデルガルト様にとって益となれば
良し、もしも害となるようであれば……
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ヒューベルト
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冗談ではありませんよ。私は生徒である前に
エーデルガルト様の従者なのですから。
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ヒューベルト
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それが嫌でしたら、示せばよいのです。
どれほど役に立つのか、をね。
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ヒューベルト
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もっとも私の基準は、我が主より
かなり厳しいと思いますよ。
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ヒューベルト
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エーデルガルト様に気に入られているから
といって、油断せぬことですな。
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ヒューベルト
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まあ、そのくらいでなければ、
我が主のお眼鏡には適わぬでしょう。
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ヒューベルト
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命が懸かっているのです、
せいぜい貴殿の本気を見せてください。
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ヒューベルト
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すべては主家たるフレスベルグのため……
それが我らベストラ家代々の掟。
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ヒューベルト
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帝国が興って以来、表から裏から皇帝を
守ってきた一族の力を……