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レオニー
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念のために聞くけど……
誰かと待ち合わせてたりしないよね?
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レオニー
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ええ!? って、嘘つくなよ。
レアさまなら大広間にいるの見たぞ。
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レオニー
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ええ!? って、冗談言わないでよ。
マヌエラ先生なら下で男に絡んでたぞ。
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レオニー
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先生が塔に入っていくのを見て、どうせ
一人だろうと思って追いかけてきたんだ。
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レオニー
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まあ、細かいことはいいだろ。
先生はこの塔の伝説は知ってるか?
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レオニー
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ほら、男女で何か約束するとさ、
女神様が必ず叶えてくれるってやつだ。
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レオニー
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割と有名な話だもんな。
それなら、話が早い。
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レオニー
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ただ、いつでもいいわけじゃなくって、
舞踏会の夜……つまり今日だけらしいんだ。
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レオニー
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わたしたちが男女の端くれであることに
女神様も異存はあるまい。
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レオニー
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わかるだろ? 約束させてくれよー!
折角、叶えてくれるっていうんだからさ。
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レオニー
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あーいや、別に、あんたとどうにか
ならせてくれって話じゃないぞ?
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レオニー
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わたしが一流の傭兵になれますようにって
そういう……あれ、これじゃ願い事か。
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レオニー
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我、いつか一流の傭兵になりて、
汝と再びこの塔で相見えん!!
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レオニー
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……あ、でもわたしばっかり、ずるいか?
先生も何か、叶えたいことがあるなら……
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レオニー
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流石は師匠の子供だ。
心が広いな。器もでかい。
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レオニー
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では女神様、
一つよろしくお願いします……。
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レオニー
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よし! そーいや、先生。
何でこの塔に来てたんだ?
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レオニー
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……あー、下じゃみんなに囲まれて
落ち着かないもんな。
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レオニー
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そりゃ、邪魔して悪かった。
わたしは用が済んだし、退散しまーす。