link
ハンネマン enters the scene
link
エーデルガルト enters the scene
link
ハンネマン
volume_up

おや、エーデルガルト君。 この部屋に入るのは初めてではないかね。
link
エーデルガルト
volume_up

ええ。 生徒だった頃は、避けていましたから。
link
エーデルガルト
volume_up

教団に私の紋章のことを、 知られるわけにはいかないでしょう?
link
ハンネマン
volume_up

違いない。しかし、こうして 来てくれたということは……
link
ハンネマン
volume_up

我輩もそれだけ信用されたと思って 良いのだろうね?
link
エーデルガルト
volume_up

そうですね。 少し気になることはありますが。
link
ハンネマン
volume_up

気になること…… いったい何かね、それは。
link
エーデルガルト
volume_up

私たちは教団の歪んだ支配を正し、 フォドラを統一するために戦っています。
link
エーデルガルト
volume_up

でも、その先にある統治の姿も、 薄々はわかっているのではありませんか?
link
ハンネマン
volume_up

紋章の力より人々を解放する…… それは即ち、貴族制度の打破に繋がる。
link
エーデルガルト
volume_up

ええ。今の貴族を貴族たらしめているのは、 紋章をその血脈に繋いでいるという事実。
link
エーデルガルト
volume_up

紋章を持つ者が持たない者の上に立つという 構造を徹底的に破壊すれば、貴族は消える。
link
ハンネマン
volume_up

構わないのではないかね。 我輩もすでに貴族ではない。
link
エーデルガルト
volume_up

貴族についてはそうでしょう。 でも、紋章については?
link
エーデルガルト
volume_up

貴方は紋章のすべてを解明しようと 尽力している。
link
エーデルガルト
volume_up

私が紋章の価値をなくし、消せるなら この世から消してしまいたいと……
link
エーデルガルト
volume_up

思っていることに、 何のわだかまりもないのですか?
link
ハンネマン
volume_up

なるほど……君が何を疑問視しているのか、 腑に落ちたよ。
link
ハンネマン
volume_up

君の野望は、我が夢を壊すと。 そう考えているのだね、君は。
link
ハンネマン
volume_up

それは無用な心配だ、エーデルガルト君。 我輩は君の思想に強く共感している。
link
ハンネマン
volume_up

だが、同時にこうも思っている。 そう簡単には紋章の影響は消えない。
link
ハンネマン
volume_up

だからこそ我輩は、紋章の研究を続け…… そのすべてを解明せんとしているのだよ。
link
エーデルガルト
volume_up

そう、ですか……。