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コンスタンツェ enters the scene
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バルタザール enters the scene
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バルタザール
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お、コンスタンツェじゃねえか。 良い天気だな。
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コンスタンツェ
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ごきげんよう、バルタザール様。
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コンスタンツェ
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本日も自由を謳歌されていらっしゃる ようで、たいへん羨ましいことですわ。
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バルタザール
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しまった……いや、良い天気だなあ、 はっはっは。それじゃ、おれはこれで。
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コンスタンツェ
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……やはり貴方様も私のような有象無象との 会話は無価値だと仰るのですね。
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コンスタンツェ
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ふふふ……ええ、そのとおりですわ。 それでは、ごきげんよう。
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バルタザール
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おいおい、そこまでは言ってねえだろ……。 そういうのが苦手なんだよ。
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バルタザール
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わかったわかった。 無価値じゃねえから好きに話してくれ。
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コンスタンツェ
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話題を探す努力をする価値もない相手に、 無理に付き合う必要はございませんのよ。
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コンスタンツェ
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貴方様は貴族の地位を打ち捨てて 気ままに暮らしていらっしゃるのですし……
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コンスタンツェ
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苦痛な相手とも言葉を交わさざるを得ない 貴族の真似事などなさらなくても。
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バルタザール
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……言ってくれるじゃねえか。 貴族の真似事だと?
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バルタザール
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確かにおれは当主の座から喜んで降りた 人間だが、それとこれとは関係ねえ。
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バルタザール
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だいたい苦手とは言ったが、 苦痛なんて思ってもいやしねえよ。
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コンスタンツェ
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それは申し訳ありませんでした。 要らぬ邪推を。不徳の致すところです。
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コンスタンツェ
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やはり私には貴方様のお相手を務める ことなどできそうにありませんわ。
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バルタザール
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だああっ! めんどくせえ話し方しやがって!
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バルタザール
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もっと本心をぶつけやがれ! お前はおれのこと嫌ってやがんのか!?
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門番 enters the scene
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門番
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おや、珍しいですね。 いつもと逆の言い争いですか?
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バルタザール
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悪いな、騒がしくしちまって。 で、逆って何だ?
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門番
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いえ……いつもはそちらが大声を上げて、 あなたはそれを受け流して見えましたので。
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門番
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逆の光景を見て意外に感じただけですよ。 いやあ、仲が良くて何よりですね。では。
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門番 leaves the scene
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バルタザール
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……それはこいつであって、 こいつじゃねえんだよなあ。
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コンスタンツェ
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……ええ。大声を上げるだなんて、 私には、とてもできそうにありませんわ。
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バルタザール
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それに仲が良いって言われてもなあ。
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バルタザール
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お前も、お前じゃないほうも、 おれを罵らなかった日はねえだろ。
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コンスタンツェ
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あら、まことに心外ですわ。
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コンスタンツェ
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下賤な私が“元”高貴な貴方様を罵るなど、 あるはずがございませんでしょう?
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バルタザール
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………………。 はっはっはっは! 冗談が上手え。
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コンスタンツェ
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そちらこそ見事な冗談でございますわ。 ふふふ。