翠風の章
受注可能: After 女神の行方
Until 鉄血の鷲獅子
link
ベレト, クロード enter the scene
link
クロード
volume_up

なあ、先生。 あんたは神様ってのを信じてるか?
link
クロード
volume_up

あ、セイロス教の女神様って意味じゃなく、 もっと漠然とした……
link
クロード
volume_up

人の運命を握ってるような、 そういうデカい存在をさ。
link
クロード
volume_up

へえ……意外だな。 俺も、最近は少し信じ始めてるけどな。
link
クロード
volume_up

やっぱり、そうか。 俺も、まったく信じてなかったよ。
link
クロード
volume_up

元々、俺は神頼みってのが嫌いでね。 頼れるのは自分だけだと信じてきた。
link
クロード
volume_up

その考え方は今も変わらないよ。 神に祈って運に任せても戦争には勝てない。
link
クロード
volume_up

結局はどれだけ多くの兵を集められるか、 どれだけ多くの策を用意できるかで決まる。
link
クロード
volume_up

だが……自分の力ではどうにもならない、 奇跡みたいなものは、ある気がしてな。
link
クロード
volume_up

どれだけ計算しても辿り着けない、 運命としか言いようのない出来事。
link
クロード
volume_up

例えば…… あんたと出会えたことがそうだ。
link
link
クロード
volume_up

あんたはどうやら、とんでもない奴らしい。 みんな、そう思ってるぜ。
link
クロード
volume_up

天帝の剣を操る力、軍略の才、それに 誰をも信頼させちまう不思議な魅力……
link
クロード
volume_up

あんたと出会うまで、あんたみたいな奴が いることすら想像してなかったよ。
link
クロード
volume_up

それが今とはなっては、俺にとって 必要不可欠な存在になってる。
link
クロード
volume_up

俺の望みは、あんたなしでは叶わない。 勝手な話だが、そう確信しちまってるのさ。
link
クロード
volume_up

この出会いが偶然とは思えなくてね。 となるともう、運命としか言いようがない。
link
クロード
volume_up

俺の望みに共感してくれた神様が、俺に 奇跡を与えてくれたんじゃって思うのさ。
link
その神様は……?
link
クロード
volume_up

あー、フォドラの女神様とは違う神さ。 つっても想像できないかな。
link
クロード
volume_up

神様ってのは、どこにでもいるんだよ。 海や山を越えた遠い国々にも。
link
クロード
volume_up

フォドラの中も外も関係なく、 もっとでかい世界の中で……
link
クロード
volume_up

干渉せず、生かすも殺すもせず、 俺たちのことをただ見守ってて……
link
クロード
volume_up

でもたまに、ちょっとだけ奇跡をくれる。 そういうのが、俺の思う神様だ。
link
クロード
volume_up

まあ、俺の中の神様の話だ。
link
クロード
volume_up

おいおい、そんなこと言ったら、 セイロス教徒に怒られちまうぜ?
link
クロード
volume_up

ただ、俺は思うんだよ。 どんな神を信じるも自由。
link
クロード
volume_up

神は、信じるその人の、 心の拠り所であればそれでいいって。
link
クロード
volume_up

おっと……流石にここじゃ、 場違いな話だったかもな。
link
クロード
volume_up

だよな。あんたなら理解してくれると 思ってたんだ。
link
クロード
volume_up

おいおい、脅かさないでくれよ。 あんたなら理解してくれるだろ?
link
クロード
volume_up

ま、当分は俺とあんたの間だけの 話にしといてくれよな。